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ベルガモット

ベルガモットは
怒りのコントロールに使いたい
柑橘系のエッセンシャルオイル。

学名 Citrus bergamia
科名 ミカン科
抽出部位 果皮
作用 ・消化促進
・鎮静
・腸蠕動運動活性
・うっ滞除去
・自律神経調整
・抗菌
・血流促進
・肝臓強壮
・腎機能強化
主な成分 ・酢酸リナリル
・リモネン
・リナロール
・γ-テルピネン
・β-ピネン

ノート5(トップノート)
リラックス3
人氣4
価格1
主成分4

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ベルガモットと相性の良いエッセンシャルオイル

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ベルガモットの効果効能


ベルガモットの主な効果効能として

  • 感情のバランスを取る。
  • 消化器系の不調を取る。
  • むくみなどのうっ滞除去。
  • 胃の不調を快活にする。

に期待が持てます。

ベルガモットは鬱々とした氣持ちに
明るさを与えてくれる
エッセンシャルオイルです。

柑橘系の果皮から採油される
エッセンシャルオイルは
リモネンという成分が
約70%を占めます。

例えばスイートオレンジは約95%以上、
グレープフルーツは約91%以上、
レモンは約67%がリモネンです。

それに対して
ベルガモットのリモネン含有率は
40%弱にとどまります。

ベルガモットが
得意とする「調整能力」は
酢酸リナリルと
リナロールによるもの。

ベルガモットには
神経の鎮静に期待が持てる
酢酸リナリルが約30%以上も
含まれています。

ベルガモットの
エッセンシャルオイルが
ストレスに有益に働く研究もあります。


本研究では,エッセンシャルオイルを用いた香り刺激が安静時の口腔内免疫能および心理状態に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした。健康な成人男性16名を対象として,30分間の香り刺激の前後および30分後に口腔内免疫能,自律神経活動,心理ストレス指標を測定した。ベルガモット,ラベンダー,レモンの3種類のエッセンシャルオイルを用いて,噴霧量の強弱に分けた6試行とコントロール試行の合計7試行をランダム化クロスオーバーデザインにて実施した。
その結果,
ベルガモット「弱」試行にて,香り刺激の30分後に唾液中の分泌型免疫グロブリンA(secretory immunoglobulin A; SIgA)分泌速度の有意な増加がみられた。コルチゾール濃度については,ベルガモット「弱」試行,ベルガモット「強」試行,レモン「弱」試行において有意に低下することが確認された。また,いずれの試行においても心理状態は有意な改善を示し,特にレモン精油の香り刺激は総合的な気分状態を改善することが明らかとなった。したがって,ベルガモット精油は免疫機能とストレスホルモンに有益な効果を示し,総合的な気分状態の改善にはレモン精油が有効であることが示唆された。

出典:エッセンシャルオイルによる香り刺激が口腔内免疫能に及ぼす影響
についての生理心理学的研究
~アロマテラピー学雑誌~

ベルガモットの
エッセンシャルオイルが
効果的に心のバランスを
取ることもうなずけますね。

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ベルガモットの香り

ベルガモットは
ライムとグレープフルーツに似た
グリーン調な柑橘系の香り。

柑橘の甘く爽やかな香りの中に
少し苦味があります。
一見すると美味しそうな
ベルガモットの実。

ところが非常に苦味が強く
生食には向きません。
ほかの柑橘類に比べて
苦味を持つフラボノイド配糖体
の量が多いためです。

ベルガモットの香りは
アールグレイ紅茶の
香り付けとして用いられていますね。
ちなみにグレイとはイギリスの
グレイ伯爵の名前に由来しています。

ベルガモットの香りは
ケルンの水で有名です。

ケルンとはフランス語で
オーデコロン(Eau de Cologne)
つまり香水ですね。
1709年にドイツのケルンで
製造販売された世界最古の香水に
ベルガモットの香りが含まれていました。

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ベルガモットのアロマブレンド(トリートメント)

ベルガモットのブレンドは
更年期アロマの
エッセンシャルオイルと。

ベルガモットと相性の良いアロマブレンド
  • スイートオレンジ
  • プチグレン
  • ラベンダー
  • マンダリン
  • フランキンセンス
  • ゼラニウム
  • ジャスミン
  • クラリセージ
  • フェンネル

です。

ボディトリートメントでは

  1. 心身のバランスを崩した
    更年期のイライラや
    ホットフラッシュには
    ジャスミンゼラニウム
    クラリセージ
    エッセンシャルオイル。
  2. ストレスで胃腸の不調が
    ある場合には
    フェンネルネロリ
    スイートオレンジ、の
    エッセンシャルオイル。

をブレンドします。

1.ではデコルテ、背中を、
2.では背中、お腹を中心に
トリートメントします。

腹部の筋肉やみぞおち、
横隔膜ラインが硬くなっている
ことが多いです。

どちらの場合にも
心のバランスを整える
ベルガモットをベースにした
アロマブレンドが貴女を
きっとラクにしてくれるでしょう。

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ベルガモットはこんな人におすすめ


ベルガモットは

抱えきれないストレスと
その感情を鎮めたいと
お考えの貴女におすすめ。

怒りの感情による心の不安定さと
胃腸のイマイチな状態。
この2つは切っても切れない
セットであることが多いですよね。

ベルガモットの
エッセンシャルオイルは
肝の氣をサポートし
イライラのコントロールに
期待が持てます。

強いストレスがかかり
お腹が張っている状態は
「肝」の氣が昂ぶり(たかぶり)
「脾」の機能に影響がでて
引き起こされるからです。

更年期のイライラが噴出しやすい
貴女にはベルガモットの
エッセンシャルオイルが
おすすめです。

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ベルガモットの感想とイメージ

ベルガモットは
心をオープンに
させてくれるパートナー。

ベルガモットは私、浅野が
アロマテラピーデビューのきっかけ
になったエッセンシャルオイルです。
いまでも芳香浴には
ベルガモットをよく使います。

閉ざした心の中に来て
「出てきていいよ♪」と
コンコンと扉を叩いてくれた
頼りになる存在です。


ところが意外や意外、

ベルガモットという名前の
エッセンシャルオイルを
初めて知りました!

というお客様もけっこう
いらっしゃいます。

心を落ち着かせ
明るく前向きに導いてくれる
ベルガモットは
更年期に悩む貴女の
心強い味方になってくれるはずです(^^)

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ベルガモットの注意点

ベルガモットは
光毒性に要注意。

ベルガモットの
エッセンシャルオイルには
光毒性を引き起こす
フロクマリン誘導体
(ベルガプテン、ベルガモチンなど)
が含まれています。

皮膚についた状態で
紫外線が当たるとベルロック皮膚炎
と呼ばれる炎症を起こして
色素の沈着が起こります。


光毒性とは、(精油などの)光感作物質を肌につけた状態で日光に当たることで、「色素沈着(シミ)」や「炎症」などの皮膚トラブルが起こること。精油に含まれる成分が紫外線に反応することで起こります。

出典:光毒性・ベルガプテンとは~アロマの研究・調査AEAJ~

フロクマリン類の中で
最も強い光毒性を持つ
「ベルガプテン」。

ベルガモットの
エッセンシャルオイルは
柑橘系の中でも
ベルガプテンの含有量が
群を抜いて多いのです。

もし、貴女が皮膚に敏感なら
ベルガモットを使用する際には
トリートメント塗布から
8~12時間置いてから
外出するようにします。

最大の注意を払う場合には
トリートメント開始の24時間前に
パッチテストを行います。
ベルガモットの
エッセンシャルオイルの
安全性を確かめるためです。