h2
シナモンカッシア

桂皮から採油される
シナモンカッシアの
エッセンシャルオイル。

シナモンカッシアの和名は
シナニッケイ。若枝を「桂枝」、
樹皮を「桂皮」と呼びます。

シナモンは他にも
原産国がスリランカや南インドの
セイロンシナモン
(Cinnamomum verum)など
数種類あります。

生薬の桂皮として
活躍しているのが
シナモンカッシアです。

ノート3(ミドルノート)
強壮2
人氣2
価格1
主成分5

div
シナモンカッシアと
相性の良いエッセンシャルオイル

h2
シナモンカッシアの効果効能


シナモンカッシアの主な効果効能として

  • 内臓の冷えを取り身体を温める。
  • 痛みにアプローチする。
  • 前向きな心のサポート。
  • 冷めきった情熱に火をつける。

に期待が持てます。

シナモンカッシアは
温める作用に定評のある
エッセンシャルオイルです。

中医学では生薬として
シナモンカッシアは
広く使用されています。

学名 Cinnamoum cassia
科名 クスノキ科
抽出部位 葉・小枝
作用 ・血小板活性抑制
・抗炎症
・鎮痛
・保温
・消化器調整
・抗菌
・抗真菌
・抗ウイルス
主な成分 ・シンナムアルデヒド
(桂皮アルデヒド)
・t-2-メトキシアルデヒド
・ベンズアルデヒド
・フェニルエチルアルコール
・メトキシ酢酸シンナミル
・クマリン
・オイゲノール

h2
シナモンカッシアの香り

シナモンカッシアは
ピリッと甘いニッキの香り。

アメリカ合衆国、イギリス、インドでは
香辛料として販売されています。

日本の和菓子に
使われているニッキは
ニッキ飴や京都の八ツ橋が有名ですね。

こちらは日本産のニッケイ
(Cinnamomum sieboldii)
を指すようです。(根を使用。)

シナモンにもさまざまな種類があり
使用部位がちがうところも興味深いですね。

セイロンニッケイより
甘い香りのシナモンカッシア。
苦くて渋い香りに
SweetMoonのお客様は
「大好き!」か、「うわー苦手!」
の2つにキレイに分かれます。

h2
シナモンカッシアのアロマブレンド(トリートメント)

シナモンカッシアの
アロマブレンドは
更年期系の
エッセンシャルオイルと。

シナモンカッシアと相性の良いアロマブレンド
  • グレープフルーツ
  • スイートオレンジ
  • クラリセージ
  • ローズウッド
  • ジャスミンアブソリュート

です。

ボディトリートメントでは

  1. 心を前向きにしたい場合には
    グレープフルーツ
    スイートオレンジ
    のエッセンシャルオイル。
  2. 更年期特有の
    冷えのぼせがある場合には
    クラリセージローズウッド
    ジャスミンアブソリュート
    のエッセンシャルオイル。

をブレンドして
トリートメントします。

1.の組み合わせは
フットバスにて使うことも多いです。

柑橘系のエッセンシャルオイルと
シナモンカッシアの組み合わせは
シャーベットにありそうな爽やかな
香りが近いイメージです。

シナモンカッシアの強い香りが苦手でも
「イイ香り~」と、うっとりされる方も。

2.では仙骨周りを中心に
足裏と腰にアプローチします。
女性ホルモンを整えるツボがあります。

h2
シナモンカッシアはこんな人におすすめ


シナモンカッシアは

心も身体もひんやりの
貴女におすすめ。

クセのある香りと
特性(刺激が強い)を持つ
シナモンカッシア。

一筋縄ではいかないほど
身も心もひんやりならば
シナモンカッシアの温かさを
取り入れてみましょう。

40代をお迎えになった
更年期のなかでも

冷えのぼせを
お持ちの場合に
おすすめ。

「冷えのぼせ」とは
顔や頭は熱を持って
ぼーっとしてしまうのに、
手足は冷えている状態。

冷えのぼせは50代の方に
最も多いと言われています。

(お客様でも多いんです。)

 

冷えのぼせはホットフラッシュとは
汗の質やかく場所が違います。

ホットフラッシュは、
サラサラではない
ニオイを伴った汗。

 

それに対して

冷えのぼせは、
手のひらや足の裏など、
通常汗の出にくい所に
発汗するのが特徴です。

かいた汗により

  • 手足や腰がひんやりで眠れない。
  • 顔や首周りはほてってるのに
    足はひんやり。
  • 夏でも指先が
    冷蔵庫の中のように冷たい。

という場合にシナモンカッシアはおすすめ。

シナモンカッシアは刺激が強いです。
SweetMoonが初めての方には、
パッチテスト後、2回目以降に使用してます。

h2
シナモンカッシアの感想とイメージ

シナモンカッシアは
オレンジ色の熱アロマ。

温めることに優れたシナモンカッシア。
まさにそのまま「熱アロマ」です(*‘ω‘ *)

温める作用が特徴的なことから
柑橘系と同じ太陽のハーブです。
この熱が貴女の緊張を解きほぐし
心をゆったりと持たせてくれるのです。

シナモンカッシアに含まれている
シンナムアルデヒドという成分。

シンナムアルデヒドは
強い抗菌、抗炎症、
抗ウイルス作用に
期待が持てます。

他にも、
酢酸シンナミルは、
ダニが嫌がるにおい成分です。
虫除けのアロマスプレー
としてもおすすめです。

クマリンには鎮静や氣分向上の
働きがあるといわれています。
ルームフレッシュナーとして
使用してもいいですね。

シナモンカッシアの注意点

シナモンカッシアは
エッセンシャルオイルの中でも
特に皮膚刺激に注意。

シナモンカッシアは敏感肌のひとへの
トリートメントはできません。
芳香浴にとどめておきましょう。

他にも


カッシア・シナモンは米国およびカナダで最も多く販売されているシナモンの種類ですが、クマリンと呼ばれる化学物質がさまざまな濃度で含有されるため、肝疾患を引き起こしたり、悪化させたりする可能性があります。 一般的に、疾患を生じるほど大量のクマリンがカッシア・シナモンに含まれることはありません。しかし、肝疾患を有する人などでは、カッシア・シナモンを大量に摂取すると状態が悪化する可能性があります。

出典:厚生労働省『「統合医療」に係る情報発信等推進事業」~シナモン~

数あるエッセンシャルオイルのなかでも
シナモンカッシアはクセが強い
と言っても過言ではありません。
無理をせず正しく使用しましょう。

参考文献

オレンジ矢印アイコン厚生労働省『「統合医療」に係る情報発信等推進事業」~シナモン~https://www.ejim.ncgg.go.jp/pro/overseas/c04/12.html

 

オレンジ矢印アイコンCinnamomum cassia Preslの小枝からのエッセンシャルオイルは、マウスの痛みと炎症を軽減します~NIH(アメリカ国立衛生研究所)~Sun L, Zong SB, Li JC, Lv YZ, Liu LN, Wang ZZ, Zhou J, Cao L, Kou JP, Xiao W. The essential oil from the twigs of Cinnamomum cassia Presl alleviates pain and inflammation in mice. J Ethnopharmacol. 2016 Dec 24;194:904-912. doi: 10.1016/j.jep.2016.10.064. Epub 2016 Oct 22. PMID: 27780753.

 

オレンジ矢印アイコンシナニッケイ~wikipedia~