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ジュニパーベリー

ジュニパーベリーは
デトックスに期待できる
エッセンシャルオイル。

学名 Juniperus communis
科名 ヒノキ科
抽出部位 果実(液果)
作用 ・うっ滞除去
・利尿
・デトックス
・腎機能強化
・抗菌
・抗炎症
・免疫向上
・鎮痛
主な成分 ・α-ピネン
・ミルセン
・リモネン

ノート5(トップノート)
デトックス5
人氣3
価格1
主成分4

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ジュニパーベリーと
相性の良い
エッセンシャルオイル

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ジュニパーベリーの効果効能


ジュニパーベリーの主な効果効能として

  • 冷えの症状を緩和する。
  • 水分バランスを整える。
  • 体内の毒素排出の手助け。
  • 心を浄化する。

に期待が持てます。

ジュニパーベリーは
”命門の火(右腎)”
をサポートする
エッセンシャルオイルです。

腎が弱ると下肢や腰回りが
冷えやすくなります。
その影響により下半身
(尿路感染・膀胱炎・リウマチ)
に痛みを伴う不具合が
表れる場合もあります。

関節のこわばりやむくみも
増えやすくなります。
ジュニパーベリーが
期待できる効果のなかには
抗菌作用もありその研究もあります。


ジュニパーベリーオイルは幅広い薬理活性を持っていると言われており、そのモノグラフはいくつかの国立薬局方に含まれています。油の抗菌および抗真菌活性は、何人かの著者によって報告されました。私たちの研究では、3つの異なるジュニパーベリーオイルとその主成分の抗菌および抗真菌活性を推定しました。この実験で使用されたすべての微生物は、グダニスクの地域病院の患者から分離され、それらのいくつかは、一般的に使用される抗生物質に対して耐性を示しました。オイルの1つ(ラベルA)のみが優れた抗菌特性を示しました。


出典:ジュニパーベリーオイルとその選択された成分の抗菌および抗真菌活性~NIH(アメリカ国立衛生研究所~

また
ジュニパーベリーは
アロマテラピーだけでなく
古くから食用として薬草としても
役立てられてきました。


ジュニパーベリーは、ナバホ族(米国西部のネイティブアメリカン)を含む多くの文化で長い間薬として使用されてきました。西アメリカの部族は、ハーブティーでジュニペルスコミュニスのベリーとメギの根皮を組み合わせた。ネイティブアメリカンはまた、女性の避妊薬としてジュニパーベリーを使用しました。

出典:ジュニペラスコミュニス~Wikipedia~

さまざまな効果に期待が持てる
ジュニパーベリーのエッセンシャルオイルは
どんな香りなのでしょうか?

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ジュニパーベリーの香り

ジュニパーベリーは
洋酒のジンの香りの元。

ジュニパーベリーの香りは
クールでスッキリしています。
青色のベリーをイメージすると
わかりやすいですね。

和名はセイヨウネズ。
乾燥した丘陵地帯に育つ常緑針葉樹です。

17世紀にオランダで開発された
蒸留酒”ジン”の香りづけとして
用いられています。

クールでスッキリした風味を与える
ジュニパーベリーの香りは
ノルウェー料理、デンマーク料理、
スウェーデン料理、ドイツ料理、
オーストリア料理、チェコ料理、
ポーランド料理、ハンガリー料理、
北イタリア料理、南チロル料理など
ヨーロッパの食卓では
おなじみの香りのようです。

フィンランドの伝統的なビール
「サハティ」(Sahti)の材料としても
ジュニパーベリーは重宝されています。

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ジュニパーベリーのアロマブレンド(トリートメント)

ジュニパーベリーは
デトックス系の
アロマブレンドで。

ジュニパーベリーと相性の良いアロマブレンド
  • サイプレス
  • レモンユーカリ
  • ローズマリー
  • ウィンターグリーン

です。

ボディトリートメントでは

  1. むくみ、セルライトには
    サイプレスレモンユーカリ
    エッセンシャルオイル。
  2. 肩こりには、
    レモンユーカリローズマリー
    ウィンターグリーン
    エッセンシャルオイル。

をブレンドして
首から肩甲骨周りを
部分的にトリートメントします。

一般的にジュニパーベリーの
アロマブレンドはベルガモットなどの
柑橘系のエッセンシャルオイルとの
相性が良いと言われています。

SweetMoonでは上記の
アロマブレンドのほうが好評ですね。
このあたりはお好みで
ブレンドすると良いとおもいます。
貴女のお好きなブレンドを
見つけてみてくださいね。

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ジュニパーベリーはこんな人におすすめ


ジュニパーベリーは

鈍重な身と心をスッキリさせ
快活さを取り戻したい
貴女におすすめ。

ジュニパーベリーは
例えるならハイジーンアロマ。
悪いものを流し
スッキリさせてくれる働きが特徴的。
(※ハイジーン:衛生的に保つの意)

期待できる抗菌活性と利尿作用が
心身に滞る余分なものの
排出に貢献します。

クールでスッキリした香りは

夏場に汗のにおいなどが
氣になる時の
ボディローション
として使うのもおすすめ。

収れん作用にも期待できるので
スキンケアとしても活用できます。

氣持ちがふさぎ判断力が鈍いときには
芳香浴がおすすめです。
ジュニパーベリーから
切り替えるチカラを頂けると良いですね。

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ジュニパーベリーの感想とイメージ

ジュニパーベリーは
クールな断捨離人。

心身に溜まる余計なモノを
断捨離する「ダンシャリスト」。
心身を衛生的(ハイジーン)
保ってくれるハイジニア。

ジュニパーベリーには
しっかり働いてもらい
私たちの心身を引き締めて
もらいたいものです(笑)

ライトウッディで苦味を含んだ、
ひんやりした香りというイメージです。
ティーツリーのひんやりした香りが
樹木のブラウンだとすると、
ジュニパーベリーの香りは
氷を思わせるシャープなブルーでしょうか。

温かみや感情は感じさせずに
クールさを漂わせるジュニパーベリー。
うん。厳しい(笑)


ところがこの厳しさは
ジュニパーベリーが邪氣祓いや
魔除けとして古来より
使用されてきた背景に
通ずるものがあります。
針のような葉の形を持つ植物は
針葉樹と呼ばれます。

トゲトゲが邪氣を跳ね返し
魔除けになると古代の先人たちは信じ
ジュニパーを崇高な儀式において
使用していました。

針葉樹ではありませんが
邪氣祓いや魔除けの効果があるとされる
ローズの棘、サボテンの針、
観葉植物ユッカの針状の葉、
ヒイラギのギザギザの葉が
それに当たります。

ジュニパーベリーから感じる
クールさと厳しさは悪いものを跳ね返し
守りたいものを守るための
形状なのかもしれませんね。

古代エジプトでは、
キフィと呼ばれる
固形の薫香の材料に用いられ、
日没時に焚いて邪気を祓い、
平和と安眠を願ったと言われています。

古代ギリシャでは、
葬儀の際に悪霊除けとして
焚かれていたと言われています。

ジュニパーベリーは古来より、
宗教的な清めの力を持つと
信じられてきたハーブです。

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ジュニパーベリーの注意点

ジュニパーは妊娠中や
腎臓疾患のある時には
使用してはいけません。

利尿作用があるために
腎臓に負担がかかるとされています。

ローマ帝国の
ペダニウス・ディオスコリデスによる
『デ・マテリア・メディカ』(『薬物誌』、
『ギリシア本草』)には、
避妊用に使われたと記述されています。

主に流産のリスクが高いため、
少量であっても、ジュニパーベリーの摂取は
妊娠中または授乳中の女性や
糖尿病、出血性疾患、または
手術後の人々に影響を与える
可能性があります。

参考文献

オレンジ矢印アイコンジュニパーベリー~Wikipedia~

 

オレンジ矢印アイコンFilipowicz N, et al. (2003) Antibacterial and Antifungal Activity of Juniper Berry Oil and its Selected Components. Phytother Res 17(3):227-231.